日常茶飯事

身の回りで起きた日常茶飯事なことを投稿…してるわけではないです((

小説「炎の沈黙」第4話

次の日、僕とアクアさんは食料調達に近くの森に来ていた。
そこにはいろんな種類の木の実があった。
でも、何の実かは全く判らない。
そんな時、
「…左から、クラボの実カゴの実モモンの実チーゴの実ナナシの実…」
彼女が教えてくれた。
けど、種類はかなり多い。
「…ナゾの実ミクルの実イバンの実ジャボの実レンブの実です」
その数なんと64種類
───す、すごい…
「全部買ってきたものをここで育てているんですよ」
───でも…
「?どうしました?」
───名前だけ言われても…(汗
「あ、すいません…(汗」
彼女は申し訳なさそうに言った。
「えーと、炎祷さんはどの味が好きですか?辛い渋い甘い酸っぱい苦いの中から選んでください」
───えーと…甘いのかな?
「じゃあ、硬さはどの位がいいですか?」
───あまり硬いのは…
「じゃあ、あの木の実が良いですかね」
独り言のようにそう言って彼女は木の実を1つ取ってきた。
「はい、食べてみてください」
見た目はピンク色みたいな木の実だ。
…確か名前は「モモンの実」だったはず。
───…いただきます。
───シャクッ
「どうですか?」
───うん、おいしい!
「気に入りましたか?」
僕は頷いた。
「よかったです、気に入ってくれて」
彼女は微笑んだ。
───あれ?もうないの?
「あ、モモンの実は中が空洞になってるんで食べれる部分は少ないんですよ(汗」
───そういうことか…
「でも、まだいっぱいあるのでお好きなだけ取っていいですよ」
───ほんと?やった!
「凄い嬉しそうですねw」
───はっ!///
どうやらかなり笑顔になっていたらしいw
僕は照れくさくなって全力疾走でそのモモンの木へ向かった。
───取りあえず5個取っておこうかな…
僕はモモンの実を5個取ってアクアさんの元へと戻った。
…彼女は未だに笑いをこらえていることはスルーしておこう。
そのあと、彼女は「ソクノの実」を取ってきて、僕とアクアさんは家に戻った。


家に戻った後、僕はアクアさんの許可を得て家の中を探検していた。
───…一応何処に何があるのかは判っておいた方がいいもんね。
廊下に部屋が7部屋ある…
…多くね?
───アクアさんって一人暮らしだったよね…?
───まあいいや、取りあえずしらみつぶしに見て行こうっと。
───さてと、自分の部屋はいいとして…
───まずは隣の部屋かな?
扉には「AQUA」と書いたプレートがつるされている。
───…アクアさんの部屋?
───取りあえず入ってみよう。
僕はノックした。
すると中から、
「炎祷さんですか?どうぞ」
と彼女が言ったのを確認して僕はアクアさんの部屋に入る。
───うわぁ…
僕は思わずその部屋に見入ってしまった。
「どうですか?私の部屋は?」
───凄い…きれい…
「当たり前ですよ(`・ω・´)ドヤァ」
部屋全体は青系の色でまとめられ、涼しげな感じの部屋だ。
…冬に涼しげの部屋ってどうなんだろw
入口の反対側に窓とベットがあって、右側の壁には本棚がある。
左側には椅子
床にはカーペット、壁には水をイメージさせるような壁紙が貼ってある。
もちろん床と机の上はきっちり整理されている。
ついでに本棚も。
───いつもこんな感じなんですか?
「当たり前じゃないですか(`・ω・´)ドヤァ」
───…さてと、次の部屋行きますか…
「えぇ!?私の事はスルーですか!?Σ(´Д`ノ)ノ」
…気にしないでおこう。


さてと、再び僕は廊下に戻ってきた。
───次の部屋は…ん?
扉にはプレートがつるされている。
けど、大分使われてないのか文字がかすれていて読めない…
かろうじて読めるのは…
───えーと…「F……M…」?
───誰かの部屋だったのかな…?
一応僕はノックしてみた。
けど、反応はない。
と、思ったら隣のアクアさんの部屋のドアが開いた。
「そこはダメです」
───え?なんで?
「…今は内緒です」
───「今は」?
「…ええ、時が来れば教えます」
彼女はなぜか寂しそうだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
炎祷→甘いもの好き、辛いもの苦手
アクア→甘酸っぱいもの好き、渋いもの苦手
っていう感じです。
最後の「F……M…」っていうのは勘がいい人ならきっとわかります。